ゲームグラフィックデザイナーの進路

大阪の専門学校に入り、ゲームのグラフィックデザインを勉強する。

ここまではいいと思います。

その後、どの地域で働くのか、ということが問題になるのかもしれません。

これまで書いてきたとおり、ゲームの制作会社は、東京にも大阪にも福岡にもあります。

現在では福岡の会社が注目を集めていますが(優秀な企業が多い、土地の地盤が安定していて地震などの被害が起きづらいらしい、などの理由)、大都市ならばどこにでもあるといっていいでしょう。

そして、求められるものは、どこの都市でも変わりません。

大阪で就職しやすいのであれば、まずは近くの企業で修行するのがいいでしょう。

これだけネット環境が発達している現在において、どこが「中央」であるのかは分かりません。

それは、優秀な人がいるところが「中央」である、という認識を持っていいのでしょう。

つまり、かつてのように、大阪で成功して、東京に行って一からやり直さなければならない、というような状況はほとんどないといえます。

自分がいるところがゲームグラフィック界の中心だ、というくらいの気概を持って仕事に臨んでください。

大阪にある学校の、それぞれの強み

ゲームのグラフィックデザインを学べる学校は、本当に数が多いので、選ぶのが大変です。

進学先の決定で悩んでいる人も多いかもしれませんので、それぞれの学校の強みを記載していきます。

・大阪アミューズメントメディア専門学校
この学校の強みはなんといっても、在学1年目からゲーム作品を作る実習があるというところです。

プロが評価を下してくれるので、ゲームの世界のシビアさを感じることができるはずです。

この制作の経験が、後々、就職活動をする際に自分の強みとなってきます。

・HAL大阪
こちらの学校は、東京と愛知に姉妹校があります。

世界で初めて、任天堂と提携をした学校です。

任天堂でゲーム作りをしている人たちの講義をきけますし、プロ用のソフトを使って、ゲームを開発できる環境です!

学生でひよっこの段階から、そんな素晴らしい体験ができる学校はそうありません。

また、クロス・フィールド教育という制度を導入していて、そこで他分野と交わりながら自分の専攻分野を伸ばしていくことができるので、広い視野で物事を見る訓練ができるのです。

まだまだ大阪にはいい学校があります。

学費の面、住まいの面などを考慮して、進学先を決めて下さい。

授業内容

東京だから、大阪だから、福岡だから、と、ゲームのグラフィックデザインを学ぶ上で、違うことはありません。

ほぼ全て、同じようなことを勉強することができます。

特に、ゲームは全国で作られていますし、よくあるように、東京に出て技術や知識を習得しなければ!というような考えは持たなくてよいです。

どんな授業が行われているのかをご紹介しますね。

まずは、絵を描く授業です。

最初はデッサンから入ります。

その後で、色彩を付け、ゲーム画面にいてもおかしくないバランスというのを学んでいきます。

人間のキャラクターを描くのでしたら、人体の動きについても勉強していきます。

その次に、コンピュータグラフィックを勉強します。ここが最も大事な時間です。

イラストレーターなどの専用ツールを使うので、まずはこのツールを習得します。

ペンタブと言われるものを使いますが、それも最初は使うのが難しく、自分の絵を描けないと悩む人も多いのです。

学校は、自分がいかに勉強するかです。頑張ってくださいね!