ゲームグラフィックデザイナーの仕事は、デジタル作業がほとんどなのですが、基礎となるデッサン力も欠かせない重要な技術です。
デッサンとは、素描のことです。
素描とは、鉛筆やペン、木炭などを使って描かれる画のことで、色彩を用いずに白と黒だけで表現されます。
なので、デッサンには奥行や影を意識した濃淡の捉え方など、観察力とそれを表現する高い技術が求められます。
ゲームグラフィックは奥行きのある3DCGです。
立体で描かれているので素材も立体と思われがちですが、始めは二次元のイラストから作られています。
正面から見た画と側面から見た画。
そして、後ろから見た画を組み合わせ、立体的にどれほどの厚みや太さがあるかを描くようになるので、デッサンの技術も必要となってくるのです。
ゲームグラフィックデザイナーを養成するほとんどの専門学校では、まずデッサンから学びます。
また、ゲーム業界内でもデッサン力のあるグラフィックデザイナーを求める傾向があるので、デッサン力は、もはやなくてはやっていけないほどの技術なのです。
ゲームグラフィックデザイナーを志した時は、まずデッサン力から鍛えるようにしましょう。